
2022年5⽉、コロナ禍中に旅⽴たれた旦那様。
当時は第7波が警戒される状況であり、やむを得ず葬儀はご家族だけで⾒送りました。
しかし、お世話になった⽅々とのお別れの場を作れなかったことに、
皆様にも、旦那様にも申し訳ない気持ちがあったという奥様。
「いつかコロナ禍が落ち着いたら、お別れ会を開いてあげたい」と、
ずっと考えていたそうです。
そして、⼀周忌を迎える2023年5⽉末。
奥様の念願が叶い、ついにお別れ会を開催することとなりました。
会場は、仕事帰りに⽴ち寄ってもらえるよう、
旦那様が⻑年勤務していた会社の近くのレストラン。
遺影写真は、以前仲間と⾏った飲み屋さんで撮影した写真を使⽤。
旦那様の後ろには⾚ちょうちんも・・・
献花へ向かう通路には、年代ごとの思い出写真パネルを飾り、
ゆっくりと思い出を振り返りながら、祭壇へと向かっていただきます。
コロナ禍の影響で在宅勤務が中心となり、
同じ勤務先なのに対面して⾔葉を交わす機会がなくなってしまった⼈も多いといいます。
思い出コーナーには、ゲストから旦那様へのメッセージカードを設置しました。
カードには、まるで直接会話できなかった分を取り戻すかのように、
たくさんの方が一緒に過ごした思い出や感謝の想いを綴っていらっしゃいました。
会の冒頭は、故⼈様の「ヒストリー映像」を放映。
お越しくださった⽅々とともに、故⼈様の⼈⽣を振り返ります。
映像に出てきた思い出の写真に、笑いや、涙が溢れている⼈も。
その後、奥様からのご挨拶で、本会のテーマが告げられました。
「彼を偲ぶ会 という集まりではありますが、実はもう⼀つテーマがありまして。
それは、彼が主催する、 ”最後の飲み会” です。」
旦那様は亡くなる直前まで、「みんなで飲みたい」「早く集まりたい」
と何度も口にしていたそうです。
旦那様が楽しみにしていた飲み会のつもりで、この会をうんと楽しんでいただきたい。
というのが奥様からのメッセージでした。
旦那様のもとへ添えられた献杯のグラスは、
会社のグループ旅⾏でサンドブラスト体験をしたときに作った思い出のビールジョッキ。
“今⽇は「献杯」ではなく、
彼の今までの⼈⽣に、ここに集えたことに、
「乾杯!」“
お仕事で長く苦楽を共にしてきた、同僚の⽅よりご発声をいただきました。
同僚の方が語る思い出のスピーチも、旦那様 らしいエピソードがたくさん込められており
会場内は笑いが絶えません。
フォトアルバムを手に取って懐かしむ方々からも笑顔が溢れます。
最後は、長年お仕事を共にされてきた仲間が披露する旦那様のものまね。
大きな笑いが巻き起こり、会場の盛り上がりは、ご本人も遺影写真の奥で苦笑いしているのではないかと思うほど……。
故人様らしい明るく賑やかな雰囲気で、
ゲストの誰もが、旦那様との「最後の飲み会」を心から楽しんでいる様子。
その笑顔を見れば、
ゲストの皆さまの心には、今も故人様が生き続けていることが明らかでした。
閉会にあたって奥様より、会場にいる皆様へのメッセージ。
「最後に皆様、早期発見はとても大切です。
きちんと健康診断を受け、彼の分まで長生きしてください。これが私の願いです。」
この事例を見てくださっているすべての皆様にも、どうか、奥様の願いが届きますように……。
お別れ会ノート
- テーマ
- 最後の飲み会
- コンセプト
- コロナ禍でずっと叶わなかった、故人様が切望していた飲み会の場を…
- 会場
- レストラン(北区)
- 参加
- 会社関係者・ご友人(100名以下)
- 内容
- 祭壇(フラワーアレンジ)、献花、オープニングムービー、返礼品、サンクスカード、思い出コーナー、思い出スピーチ、メッセージ記帳、お食事(ビュッフェ形式)、お飲み物(フリードリンク)、会場装飾(パネル)
大切な方を偲び、思い出を語る「お別れ会/偲ぶ会」
お別れ会・偲ぶ会というと、著名人や経営者の方が行うイメージがありますが、実は最近では一般の方が行うケースも少なくありません。そんな中で「何をどのように進めたらいいのかまったく分からない…」というご相談をいただくことも増え、そのようなお客様のご要望にお応えするために、私たち「Story」はお別れ会プロデュースを行っています。
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お別れ会・偲ぶ会なら「Story」
会場手配、準備から当日進行まで、経験豊富なスタッフがお手伝いします。
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ご利用の流れ
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1. お打ち合わせ
故人への想い、ご要望などをお伺いしその内容をもとに、その人らしいお別れ会のご提案をいたします。
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2. 会場決定
お客様のご要望に合わせて会場候補をご提案いたします。
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3. 人数・日取り決定
参加人数や、集まれそうな日程を検討します。リストの作成や案内状の送付のお手伝いも可能です。
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4. コンセプト決定
故人の個性、ストーリーを表現するコンセプトをお作りし、ご提案いたします。
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5. アイデア出し、準備
コンセプトを元にご一緒にアイデアを出しながら具体的なイメージを作っていきます。
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6. お別れ会当日
当日は進行に合わせて、担当プランナーがサポートします。
私たちの想い
故人を想う人が、故人との思い出を
自由に表現する場をつくる。
それがわたしたちが考える
新しいお別れのカタチ、”Story”です。
私たちは長年にわたり供養という業界から、お別れのカタチを見て考えてきました。自分たちにふさわしいやり方で故人と向きあい、思い出を分かち合う場こそが、わたしたちが考える新しいお別れのカタチです。
自分たちの心と故人のStoryが交わることで故人との関係は途切れること無く継続していってほしい、そんな思いから"Story"と名付けました。
世界で一つだけの "Story" を一緒につくりませんか?
