
社葬のプランについて詳しく解説!
葬儀は主に近親者のみの家族葬、知人・友人・会社関係を含む一般葬、会社主催の社葬があります。社葬は、社員や取引先へ後継者が事業継承の意思を伝える場であり、社葬は会社の今後の方針や運営を社内外に示す機会となるため、一般的な葬儀と比べると大規模な葬儀になることが多いです。参列者も多く、費用相場も一般的な親族の葬儀よりも高くなります。
しかし、なかなか社葬を経験する機会がないことから、社員の多くは社葬に関してわからないことがほとんどです。まずは、社葬とはなにか…。社葬・合同葬・お別れ会との違いについてご紹介します。社葬の流れやプランの選び方、注意すべきポイントを抑えて、もしもの時の参考にしていただければと思います。
目次
様々な葬儀スタイル
お別れ会
お別れ会とは、亡くなった方の友人・知人、仕事や趣味の関係者を招待して執り行われる、故人と最後のお別れをするための場です。著名人のお別れ会はメディアでも報じられる機会が多く、盛大なイメージがありますが、宗教的な儀式を含まずに執り行われることが多く、多様で自由な送り方として注目され、近年、一般の方でもお別れ会が多く開催されています。
亡くなられから一か月前後の場合もあれば、一周忌のタイミングなど開催時期は様々です。
合同葬
合同葬とは、企業と遺族が合同で執り行う葬儀のことです。合同葬は社葬のなかの一つで、遺族が喪主となり、企業が施主を務めて、通夜、葬儀告別式を執り行う葬儀です。費用は遺族や複数の企業、団体で負担します。企業と遺族の双方で相談をして、お布施を遺族、葬儀費用を企業が負担するなどで分けられます。
一般的な葬儀と同様に亡くなられてから一週間程度で執り行われます。
社葬
社葬とは、会社が施主となって執り行う葬儀のことです。一般的には会社の創業者や、会長、社長、役員などの経営陣、また会社に大きく貢献した方や、業務中の事故で亡くなった方が対象です。
社葬は、社内外に故人の功績を称え、故人の会社に対する想いを引き継いでいく意思をアピールする場でもあります。また、代表者が亡くなった場合は、後継者が取引先や社員など、関係者に対して事業の承継を宣言する場でもあります。
「社葬」の流れ
亡くなった直後
亡くなられてから社葬当日の流れをご説明します。
- 遺族への意思確認
遺族の気持ちに配慮したうえで、遺族に挨拶をして社葬を行いたい旨を伝え、遺族の同意を得ます。
- 臨時役員会の開催
遺族から社葬の同意が得られ、正式に執行が決まったら臨時取締役会で速やかに準備を進めます。社葬の規模や形式、予算、香典、供花、依頼する葬儀社などを決めていきます。
臨時役員会で残す議事録は社葬費用を経費として計上するために必要となります。
- 葬儀社・会場・日時の選定
臨時役員会での会議結果をもとに、見積りを取りながら選定していきます。
前日まで
- 社内通達・社外通知
緊急役員会で決定した基本方針を社内に通達し、社外への通知は案内状送付リストを作成して、発送の手配をしていきます。案内状新聞やネットニュースなどに訃報記事が出ると、外部からの問合せが各部署に入るため、社内通達はその前におこなう必要があります。
- 取引先への通知
重要な取引先や関係団体のトップ、故人と親しくしていた政治家などVIPに社葬の案内状を発送します。
- 当日の進行要領の決定
社葬当日の流れをイメージしながら、タイムスケジュール作成します。受付、来訪対応係、遺族対応係、返礼品対応係などの役割分担。席次や拝礼順なども細かく決めていきます。弔辞などの依頼も忘れずに確認しておきましょう。
- 前日リハーサル
社葬は前日にリハーサルと各種チェックを入念におこなっておくと安心です。
開催当日
社葬当日は2~3時間程前に集合し、それぞれの役割と動線を再度確認します。
開式-僧侶による読経-弔辞(参列者から挨拶)-弔電(参列できなかった方からの電報を紹介)-葬儀委員長挨拶-喪主挨拶-指名焼香-遺族焼香-参列者焼香-僧侶退場-閉式-遺骨退場
「社葬」においてよくあるプラン
セット料金+会場代
社葬の相場は規模によって異なりますが、平均費用は300万円~1000万円となります。プランは主に基本料金(固定費)+会場代からなり、基本料金に祭壇費・会場装飾費・運営費(スタッフの人件費を含む)・接待費・設営費などが含まれます。
社葬の会場は収容人数から選定します。ホテルや斎場であれば、小広間から大広間など、規模に合わせた会場を選びます。寺院でも執り行うことができます。
<参列者500名程度/都内ホテルでのお別れ会を想定した 例>
総額:450万円
内訳:会場・料理費用 150万円/祭壇費 150万円/会場装飾費(Storyムービー作成費含む) 100万円/運営費(当日スタッフ含) 50万円
※あくまでも目安になります。
家族経営会社:150万円~
自営業・家族経営向けの小規模な社葬プラン。
中小企業:300万円~
~300名程の中小企業向けの社葬プラン。
大企業:450万円~
200名以上~大企業向けの社葬プラン。
プラン選びにおけるポイントと注意点
社葬の実績がある葬儀社を選ぶ
家族葬など小規模な葬儀に特化している施行会社もあり、大規模な葬儀を施行できないこともあるため注意しましょう。まずは社葬の施行ができる施行会社に相談する必要があるため、施行会社のホームページで社葬の受注や実績があるかどうかを調べるといいでしょう。
なかには、事例を紹介している施行会社もあります。相見積もりを取って比較検討してみましょう。
見積りの内訳まで細かくチェック
見積りは書面でもらうことをおすすめいたします。「○○プラン」や「○○セット」など、基本のプランにオプションが付く場合もあります。内訳を見て、何が含まれているのかをチェックしましょう。内容を把握していなかったため複数の追加費用が発生してしまうなどのトラブルになることは避けましょう。
見積り以外に費用が追加されることがあるかどうかを事前に確認し、気になる点は早めに相談しておくと安心です。
参加人数を事前に把握しておく
社葬は、主に会社関係者、取引先、特に重要な取引先や関係者(来賓・VIP)、部長以上の社員、故人の友人、親族などが参列します。取引は大小にかかわらず、全ての関係者が参列対象となります。
社葬は通常、平日の昼間に業務時間内に執り行われます。そのため、一般社員は通常は参列せず、役職のある社員(部長以上など)が参列します。
見積もりを取る際には、参列者の数を事前に予測することが必要です。
「社葬」はプロに頼るべき!
手順が多く、開催規模も大きい
社葬はご供養という意味合いだけでなく企業功労者の功績を讃える場、企業間の信頼関係を高める場、社員同士のつながりを強固にする場…など、様々な意味合いを含むセレモニーとして開催されます。社葬の多くは規模が大きく、参列者の幅も広がるため、準備の手順は一般葬よりも多くなります。
日時や適切な会場設定、弔辞の依頼、供花の配列順、香典返し、費用など、社内ですべてを取り決めることは困難なため、社葬の施行ができる葬儀のプロに相談することをおすすめいたします。
また、一般的な葬儀をはじめ、弔いのカタチが日々変化しているいま、参列できない社員は遠方からオンラインで社葬に参加することもできます。
会社の一大事に失敗は許されない
社葬は故人を偲ぶだけでなく、故人の遺志を継承し、その想いを社内外に示す場となります。会社にとっては今後の発展や継承に関わるリスクマネジメントという目的をもつため、大変重要な行事であり、失敗は許されません。
しかし、会社内で社葬をする機会は決して多くないため、ほとんどの社員が未経験のことが多くあります。まずはプロに相談することが大切です。
成功のカギは安心感のある司会
司会の専門業者や社葬の施行会社に依頼することもできます。プロの司会者は進行に合わせて臨機応変に対応できるだけでなく、会場の雰囲気に合わせて適切な表現や演出ができます。安心して任せられることで葬儀の進行もスムーズに進むでしょう。
満足感満載Story「社葬」
最適かつご希望の沿ったプランニング
会社の中枢人物のご逝去は、その事実だけでも社内外に大きな影響を与え、社葬の企画運営は、限られた時間の中で、日常業務と並行しながら行わなければならないため、経験豊富な施行会社といかに良いチームワークを組むことができるか、という点がポイントになります。豊富な経験から、ご希望に合わせて社葬をプランニングさせていただきます。
また、施行後のご精算、アフターフォローにつきましてもトータルでお任せいただいております。会社にとって重要なリスクマネジメントである社葬を成功に導くために、社葬を得意とするStoryをぜひご活用下さい。
実績多数 安心の代行業者
私たちStoryはこれまでに180件以上のお別れ会をオーダーメイドでプロデュースしてきた専門集団として、事前の準備から開催までサポート致します。社葬のアイディア出しから会場との打合せ、祭壇の提案や供花の管理、案内状の作成と発送、その他さまざまな手配一式を、葬儀実行委員の皆さまに寄り添いながら二人三脚で準備を進めて参ります。
一般葬をはじめ、社葬、お別れ会、偲ぶ会、企業主催のパーティ、著名人のセレモニーなど、多種多彩な実績がございます。当社ホームページより、人数規模やご予算感から事例を探すこともできますので、ご参考用にぜひご覧ください。
満足できる社葬の時間をプロデュース
Storyではご希望のエリアや雰囲気、規模感などをヒアリングした上で、複数の会場候補と概算のご予算をご提案いたします。Storyではこれまでにお手伝いさせていただいた社葬やお別れ会の事例をホームページにてご紹介させていただいております。
多様な弔いのカタチがあるなか、社葬のテーマもさまざまなものがあります。例えば、アットホームな雰囲気でテーブルを囲む社葬もあれば、会社の歴史を物語る数々の商品を展示した社葬やリアル×バーチャルを兼ねそろえた新しいスタイルの社葬など、カタチに捉われないそれぞれの送り方を尊重しています。
まとめ
社葬は社内外に故人の功績を称え、故人の会社に対する想いを引き継いでいく意思をアピールする場でもあり、会社にとって重要な行事となります。近年、家族葬をはじめ葬儀が縮小化している傾向があることから家族葬専門の葬儀社も増えています。そのため、なかには小規模な葬儀に特化しており、社葬のような大型葬儀を施行することができない葬儀社もあります。
ホームページから社葬を施行できる施行会社を探し、事例などを参考にするとイメージがわきやすくなります。そして相見積もりを取ることで比較しながら、信頼できる施行会社を選定することをおすすめいたします。
ご希望に合った社葬ができるように、疑問や不安な点は早めに解消できるといいでしょう。
NHK「おはよう日本」でStoryが紹介されました