取引先からお別れ会の案内状が届いたら?注意すべきことや過ごし方・式次第

取引先からお別れ会の案内状が届いたら?注意すべきことや過ごし方・式次第

社葬・お別れ会・偲ぶ会の案内が届いたら

取引先など自社と関係を持つ企業から社葬の案内状が届いたら、基本事項である式場の場所や開催日時、社葬の形式などを正確に把握する必要があります。

しかし社葬の場合、特に重要なのは「亡くなられた方の役職」と「香典や供花、供物の受け取りをするか否か」を確認することです。

亡くなられた方が所属する企業のどの役職であるかによって、自社の誰が参列するかが決まってきます。

また、案内状に香典や供花、供物を辞退するとの記載があるのか、それとも特にそのようなことは記されていないのかによって、社葬への準備の仕方が大きく変わるのです。

参列者を選ぶ

社葬の通知が届いた場合、自社から誰が参列するかを決める必要があります。その際、を代表して出席するのは、亡くなられた方と同等以上の役職に就いている社員にするのが慣例です。

そうすることにより、故人に対する敬意と、社葬に対する自社の誠意を表すことができます。

もし、同等以上の役職にある社員が都合により出席できないときは、社内で代理人を立てて参列してもらうのが通例です。代理人は、参列するはずだった社員の名刺を持参するのが礼儀といえます。

また、本人が出席できない代わりに当日に弔電を出し、社葬が終わった後には改めてお悔やみ上を送付することで、礼を失せずに済むでしょう。

なお、自社の社員が参列できるかどうかの予定が分かった時点で、案内状に同封されている返信用はがきを使用するなどして、すぐに先方に連絡しましょう。

開催日の直前になってから、本来出席するはずだった自社の社員が欠席し、代理人が参列すると伝えるのはマナーに反します。

香典の出し方

社葬としてのお別れ会おける香典の相場や包み方は、個人を対象に開催されるケースとは大きく違います。初めて自社から社葬に参列者を送るという場合、失礼の無いように細心の注意を払いましょう。

社葬への参列は故人を偲ぶ意味を持つ一方で、ビジネス上の関係を維持、確保することをも目的としています。香典を送る際のマナーをきちんと守り、先方企業の心象を悪化させないことが大切です。

「香典」の相場

社葬の案内状に「香典辞退」との記載がなければ、香典の準備が必要です。香典として包む金額は先方企業との関係性によって変わってきますが、相場としては3万円~5万円が一般的といわれています。

ただし、長年お世話になっている企業の場合だと10万円~20万円ほど包むケースもあるので、社内で検討の上で金額を決める必要があるでしょう。

香典の包み方

不祝儀袋(香典袋)は外袋と中袋で構成され、各袋に書くべきことがあります。

外袋の表側には、仏式だと「御香典」や「御香料」、神式だと「御神前」や「御玉串料」、あるいは「御榊料」、キリスト教式だと「御花料」や「御ミサ料(カトリックの場合)」などの表書きを書くのが一般的です。

水引の下側に、送り主の会社名と役職名、氏名を薄墨で記します(キリスト教式は水引はなし)。

お金を入れる中袋には、裏側に金額と会社名と会社の住所、参列者の役職と氏名を書きましょう。

中袋を外袋に入れた不祝儀袋(香典袋)を受け付けに渡しますが、その際、袱紗(ふくさ)に包んでお渡しするのが礼儀です。

弔辞用袱紗の包み方は、まず袱紗を菱形になるように広げて、その中央に不祝儀袋をまっすぐに置きます。その次に、右、下、上の順にたたんでいき、最後に左側をたたんで余った端を裏側に回しましょう。

香典は誰に渡す?

企業として社外の社葬に香典を包む場合、その金額は税務上、差し出す側は「交際接待費」として取り扱われます。一方、受け取る側が企業として受領した場合は「雑収入」として計上されてしまうため、最近の社葬では香典を辞退するケースも多いです。

ただし、香典の受取人が企業ではなく喪主(ご遺族)のときは、香典の額が社会通念上妥当な金額である限り、課税対象とはなりません。そのため、先方企業から香典辞退のお知らせが無い場合、税務上の理由とご遺族への配慮から、香典はご遺族にお渡しするのが慣例となっています。式場の受付で渡せば問題ありません。

参列の際に気を付けるべきマナー

社葬を執り行う側の社員はモーニング、参列する側の社員は略礼服を着用するのが一般的です。お別れ会・偲ぶ会として社葬を執り行う場合、案内状に「平服でお越しください」と記されている場合があります。しかし、ここでいう「平服」は普段着やビジネススーツのことを指しているわけではないので注意しましょう。

女性でアクセサリーを身に付ける場合は、宝石は真珠に限定します。光り物は避けるのが礼儀ですので、装飾品の付いた腕時計やカバンの持参は控えましょう。

また、社葬の場では、取引先企業の社員など仕事上の関係者が何人も参列していることもありますが、葬儀の場であるため、名刺交換は控えるのがマナーです。

まとめ

自社に社葬の案内状が届いた場合、重要な確認事項は「亡くなられた方の役職」と「香典・供花・供物の受け取りをするか否か」という点です。社葬に参列する場合、参列者は亡くなられた方と同等以上の役職にある社員を選ぶのが礼儀です。また、案内状に香典・供花・供物をお断りする旨が記載されていなければ、社葬への参列の際、香典を持参する必要があります。

社葬に持参する香典の一般的な相場は3万円~5万円です。なお、不祝儀袋(香典袋)と袱紗の包み方はマナーに則った方法で行い、持参した香典は受付ですぐにお渡ししましょう。

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