お別れ会に弔電を送るのは不適切?お悔みの言葉を送る方法

お別れ会に弔電を送るのは不適切?お悔みの言葉を送る方法

お別れ会とは 

お別れ会とは、近親者のみで葬儀や火葬式を執り行った後、日を改めて故人と生前親しくしていた方を招き、お別れを伝える場のことです

近年では、お通夜と本葬を家族のみで執り行い、友人や知人とのお別れは後日お別れ会の場で行うというケースが増えています。

葬儀とは異なり、お別れ会には特に決められた形式はありません。主催者が演出やプログラムを自由に企画できる点は、お別れ会の大きな特徴です。

お別れ会に弔電を送るのはふさわしくない?

もともと弔電は、突然の訃報を受けて都合によりお通夜や葬儀に参列できない方が、取り急ぎ弔意を伝えるために送るものです。

一方でお別れ会は、お通夜や葬儀のように故人が亡くなってから日数を置かずに開催されるのではなく、日程に余裕をもって開催されます。

当日参加できないことを伝えるだけの時間的な余裕が十分あるにもかかわらず、事前連絡ではなく当日の弔電で済ませるというのは、慣例上ふさわしい行動とはいえないかもしれません

ただし、一般的な葬儀を「お別れ会」と呼んで執り行っているときは、弔電を送っても問題ありません。また、故人が亡くなってから1~2ヵ月の間に執り行われる社葬についても、「お別れ会」と呼称されることがあります。

この場合も、出席できない旨を伝えるために弔電を送ることは非礼にはあたりません。

お悔やみの言葉を送りたい場合は手紙にしよう

お別れ会の案内状をいただいたものの、当日どうしても都合により参加できないという場合もあるでしょう。そのときは弔電を送るのではなく、お悔やみのお手紙を送ると良いかもしれません。

故人を偲ぶ気持ちを示すために、手紙の宛先はお別れ会の実行委員ではなく、ご遺族とします。

手紙であれば自分の言葉で礼を尽くした文章を考えることができるので、ご遺族に対するお悔やみの気持ちも伝わりやすいでしょう。

手紙の書き方

お悔やみの手紙の文面は、お悔やみの言葉、お別れ会に参会できないことへのお詫び、故人のご冥福を祈る言葉、ご遺族を慰める言葉、などを盛り込みます。

あまりに長くなると読むのが大変になるので、できるだけ簡潔にまとめることが大事です。なお、一般的な手紙を書く場合につける時候の挨拶や「拝啓」のような頭語は使わないよう注意しましょう。

宛先がはっきりと分からない場合は、「〇〇家 ご遺族様」としておけば問題ありません。封筒や便箋は、白無地などシンプルなデザインにしましょう。

忌み言葉を使わないように工夫する

弔電やお悔やみの手紙を送る場合、「忌み言葉」という使用してはいけない言葉があります。実際に送付する前に、忌み言葉が文面にないか確認しておきましょう

忌み言葉の事例

・重ね言葉…不幸が重なるという意味を連想させる言葉…「またまた」「かさねがさね」「たびたび」「くれぐれも」「いろいろな」など。

・不幸が続くイメージを与える言葉…「再び」「追って」「引き続き」「繰り返し」など。

・不吉と感じられるような言葉…「消える」「とんでもないこと」「迷う」「消える」など。

・死を連想させる言葉…「死ぬ」「ご存命中」「生きる」「急死」など。

・縁起が良くない言葉…「終わる」「流れる」「敗れる」「切れる」など。

・否定的なイメージを連想させる言葉…「最後に」「頼りない」など。

手紙を送るときの例文

実際にお悔やみの手紙を送る際の例文を紹介しましょう。ここでは、取引先に送付する場合、友人のご遺族に送付する場合の2つのパターンを取り上げます。忌み言葉を避け、敬称に注意し、失礼のない言葉を使うことが大切です。

例文1(取引先へ)

貴社〇〇様のご逝去に際し、ご遺族の皆様ならびに社員ご一同様に慎んで哀悼の意を表します。〇〇様には弊社社員一同、ご生前のご厚情に語りつくせない恩義を感じております。

本来であればお別れ会にお伺いすべきところですが、なにぶん遠隔地であり、略儀ながら書中をもちましてお悔やみを申し上げます。

これからも社員皆様で力を合わせて、この度のご不幸を乗り越えられることをお祈り申し上げます。

例文(友人のご遺族へ)

御尊父ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、中心より哀悼の意を表します。生前、ご尊父にお目にかかる機会がございましたときに、お優しい言葉をかけてくださったことが今思い出されます。

本来であればお別れ会に参上いたしまして、お見送りに伺うところでございますが、やむを得ない事情により、書中にて失礼させていただきます。

ご家族の皆様の心中を思いますと、悲しみや寂しさはいかばかりかと存じますが、お気持ちを強くもち、どうぞご自愛ください。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

終わりに

お別れ会に弔電を送ることは、慣例上、避けるのが望ましいです。弔電は故人の訃報を突然受けたために、時間的な都合がつかず通夜・葬儀に参列できない場合に送るものとされています。

しかしお別れ会は、四十九日や一周忌などを目途に開催されることも多く、お通夜・葬儀のような緊急性がありません。にもかかわらず、略式でのご連絡となる弔電を送るというのは、ご遺族に対して礼を失する行動とも考えられるわけです。

お別れ会に出席できない場合は、弔電ではなくお悔やみの手紙を送りましょう。執筆の際は忌み言葉を使用しないよう注意し、礼儀にかなった文面にすることが大切です。文章の中に故人との生前の関わり、思い出を一言添えると、故人を偲ぶ気持ちがより伝わります。

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