合同葬の流れや社葬との違いを詳しく解説!

中小企業、オーナー企業のトップがご逝去された場合、「合同葬」を選択するケースが増えています。

費用面でのメリットや時間的なメリットに加え、多くの方に故人のお顔を見てお別れをしていただくことができる点などから、合同葬というカタチが選ばれています。

合同葬は、通常、ご逝去後、5日~1週間後に行われることが多いため、限られた時間で多くの調整と準備が必要になります。ここでは、合同葬をスムーズに執り行うための流れを中心に解説します。

合同葬とは

合同葬とは、会社と遺族がともに通夜、葬儀・告別式を行う形態です。

故人が亡くなられてから5日~1週間前後に行われるため、準備期間は短く、その中で関連会社へ葬儀日程などの連絡を行い準備・調整を進めていきます。

合同葬は、広義での社葬の一つの形態ですが、一般的な社葬との一番の違いは、密葬・本葬を分けず、遺族と会社が合同で通夜、葬儀・告別式をおこなうところにあります。主催者は合同となりますが、葬儀の内容は、あくまでも遺族の意思・宗旨を反映した葬儀となり、荼毘に付すまでを執り行います。

合同葬の特徴

合同葬の一番の特徴は、会社と遺族が共同で執り行うということです。ご逝去の報を受けたら、遺族の気持ちに寄り添いながら、葬儀を個人葬として行うか、合同葬として行うか、意向を確認します。合同葬を行うことが決まったら、遺族の気持ちを尊重しながら、会社側が主導して準備を進めていきます。

また、合同葬が一般的な社葬と違うもうひとつの大きな特徴として、故人が荼毘に付されていない、まだ火葬されていないということがあります。

多くの方に故人のお顔を見てお別れをしていただけるのも、合同葬を選ぶ理由の一つと言えるでしょう。

合同葬を執り行うことが決定したら、葬儀社と連携を取り、ご遺体の搬送、安置、納棺までをおこないます。ご逝去から葬儀までの日程が少し空く場合、また、ご遺体の状態があまりよくない場合などは、エンバーミングをおこないます。

エンバーミングとは、ご遺体の防腐や消毒、外見を整えるためにおこなわれる処置で、ご遺体をより生前に近い状態で長期保つことができるため、多くの方がご遺体とお別れをする機会である合同葬に取り入れられることが多いです。詳しくは葬儀社にご相談下さい。

合同葬の流れ

合同葬の具体的な流れについて簡単に説明します。

事前準備

事前準備として、合同葬をおこなう葬儀社は決定しておきましょう。

病院あるいはご自宅でご逝去されたら、担当者は事前に決めていた葬儀社へ連絡を入れます。病院で亡くなられた場合は、葬儀社がご自宅などの安置場所へ故人を搬送します。病院では入院費用をご家族に代わって支払うこともあります。安置所への枕花の手配も必要です。出来る限りご家族のサポートをしましょう。

基本事項の決定

合同葬の場合は、ご家族との連絡を密に取り合い、意思の疎通を図りながら、会社が主体となり、葬儀社とさまざまな項目を決めていくことになります。遺族には宗旨の確認をし、宗教家の有無、役割の分担、費用の負担割合などについて打合せをします。

社内では臨時役員会を招集し、喪主の意向も考慮し、基本事項を決定していきます。合同葬の規模や形式をまず決定し、その規模にお応じた式場を選定します。その他、葬儀委員長や葬儀実行委員長、香典や供花・供物の取り扱いなどを決めていきます。

なお、合同葬の費用を経費として計上するためにも、役員会の議事録を作成しておきましょう。

社外通知

新聞などに訃報記事が出ると、外部からの問合せが各部署に入りますので、社内への通達はその前におこなう必要があります。

まず、社内で基本方針の内容を通達し、担当部署から葬儀に関する社内通達文を出します。社外からの問合せに統一した回答ができるよう、合同葬の日時や場所はもちろん、宗教形式、香典や供花・供物の取り扱いについても情報を共有しておきます。

社外への通知は、通知状送付リストを作成して、発送の手配をしていきます。通知状は速やかに送付する必要がありますので、会社名や役職など、宛先に間違いがないか確認をし、最新の情報をリスト化しておくとスムーズです。

新聞に訃報広告を掲載する場合は、葬儀社もしくは新聞社に直接依頼をします。

<合同葬の通知文例>

合同葬の通夜

合同葬の通夜の流れについて解説します。仏教形式の場合は、導師入場後、開式となり、読経が始まります。焼香は、葬儀委員長から始まり、喪主、遺族・親族、来賓・会葬者の順に行います。

受付の開始は開式の1時間前におこない、開式15分前に葬儀委員長、喪主、遺族、来賓は席順に従い着席していただきます。

<通夜式の流れ(仏式の参考例)>

1.開式の辞

2.読経

3.葬儀委員長焼香

4.喪主焼香

5.遺族・親族焼香

6.来賓・会葬者焼香

7.閉式の辞

8.通夜会食

合同葬の葬儀・告別式

葬儀・告別式では、来賓による弔辞、弔電奉読、葬儀委員長の謝辞、喪主による出棺挨拶があります。弔電については、奉読するものを選定し、順番を決定しておきましょう。(全文奉読が3通、芳名のみの紹介を10通程度とすることが多いです)

参列者すべての焼香が終わったら、柩の蓋を開けて、お花を納め、最後のお別れをします。

閉式後、火葬場へ向けて出棺します。

火葬の時間は決まっており、遅れることができませんので、合同葬ではタイムスケジュールの管理が重要です。開式前に、葬儀委員長、喪主、遺族は葬儀社より式進行について説明を受けますが、関わる全員が、進行をしっかり把握し、準備しておきましょう。

<葬儀・告別式の流れ(仏式の参考例)>

1.開式の辞

2.読経(引導)

3.弔辞

4.弔電奉読

5.葬儀委員長謝辞

6.葬儀委員長焼香

7.喪主焼香

8.遺族・親族焼香

9.来賓・会葬者焼香

7.お別れ(お花入れ)

8.出棺挨拶(喪主)

9.閉式の辞

10.出棺

合同葬の費用相場

平均費用:1,000万円(参列者500名 増上寺光摂殿を想定)

【内訳】

・会場使用料(2日間) 110万円

・祭壇 400万円

・会場装飾・設備費 200万円

・棺・葬儀関連費 100万円

・飲食接待費 50万円

・火葬関連費 40万円

・運営費  60万円

・諸経費 40万円

※上記は、あくまでも目安になりますので、詳細はお問合せ下さい。Storyではご予算に合わせて会場のご提案からお手伝いさせていただきます。

なお、供花・香典を受付けることで、合同葬の費用負担を軽減することができます。香典は、会社で受け取ると雑収入扱いになるため、基本的には遺族が受け取るようにします。供花は、祭壇費用と相殺することが可能です。詳しくはご相談ください。

合同葬に関するお問い合わせは「Story」へ

会場・葬儀社が決まらない方へ

合同葬は、お別れ会と違い、会場に棺を安置する必要があるため、使用できる会場に制約があります。とくに東京都内では、合同葬に適した会館をもつ葬儀社は非常に少なく、適切な会場探しは以外とハードルの高い作業です。

Storyでは、合同葬の規模とご希望の内容に合わせた会場を複数ご紹介いたします。

企画から提案まですべてお任せ

Storyでは、会場選びのほか、祭壇制作、ネット中継、その他さまざまなアイディア出しをおこない、合同葬をトータルにサポートいたします。合同葬は、意思決定から制作まで、すべてがスピード勝負です。

これまでの実績により、お客様のご希望を迅速にカタチにいたします。

当日の進行も行ってくれる

合同葬は、通夜、葬儀・告別式と2日間にわたっておこなわれるため、受付、進行、案内役などかなりの人数のスタッフが必要になります。当日は、Storyのスタッフが会社のスタッフに代わり進行をお手伝いいたしますので、主催者はご遺族のサポートを中心に人員を配置いただくのがよいでしょう。

まとめ

合同葬の特徴や流れについて解説をいたしました。合同葬にするべきか、密葬または家族葬をおこなった後に改めて社葬・お別れ会をおこなうのか?

迷ったときは、まずStoryにご相談下さい。お客様の状況をお伺いし、最適なご提案を差し上げます。

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