【お別れ会】大切な方を偲び、思い出を語るために。

昨今、ターミナルケアに本格的に取り組む介護施設やホスピス、訪問看護ステーションなどが増えてきたことや、家族のありかたが多様化したことを背景として、お別れの形も変化しつつあります。

そこで今回は、新しいお別れの形として広がりを見せている「お別れ会」について、最近の動向をご紹介します。  

新しいお別れのカタチ

近年、亡くなった方に対する「お別れ会」「偲ぶ会」という言葉をよく耳にするようになりました。

お別れ会というと、芸能人や政治家などの著名人が亡くなった際に行われるというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 

しかし最近は、一般の方でもお別れ会を行うことが多くなってきています。

友人や同僚が開催する場合のほか、 家族が開催する場合や、介護施設などが開催する場合もあります。

これは、お葬式を家族・親族だけで行うことが増えたため、お葬式に参列できなかった故人の友人や同僚が、故人とのお別れを何らかの形で行いたいというニーズが生まれたことが理由だと考えられます。

特にお葬式が、家族・親族や親しい人たちのみで行う小規模な「家族葬」や、通夜や告別式などを行わない「直葬(火葬式)」だった場合などは、参列できなかった故人の友人や同僚が主催者となり、同窓会のような形式のお別れ会を行うことが多いようです。  

お葬式に参列できなかった人たちによる、お別れの場として

故人の交友関係が広い場合は、お葬式は家族だけで行い、落ち着いた頃に改めてお別れ会を行うという方法を取ることもあります。

この場合は、家族が幹事となってお別れ会を開催するのですが、準備にじっくりと時間がかけられるため、故人をイメージした祭壇を作ったり、好物を食事に取り入れたりするなど、お葬式とはまた違う、より想いのこもった会になることが多いです。

お葬式に参列できなかった故人の友人や知人が、自宅にお焼香を上げに来るということをきっかけに、お別れ会開催に繋がることもあるようです。

 

また、お世話になった恩師に対して行う「○○先生を偲ぶ会」などもお別れ会のひとつです。

最近はfacebookなどのSNSが普及したため、故人の人間関係を辿りやすくなりました。そのため、小学校のクラスメイトと会社の同僚など、複数のコミュニティの人たちが合同でお別れ会を行うことで、故人の新しい一面を知る機会にもなっています。  

終の住まいとして、介護施設主導のお別れ会も

一方で、故人が介護施設などに入居していた場合、施設から斎場・葬儀場などへ移動するまでの間に、小さなお別れ会を開催することも増えています。

生前に関わりの深かった職員や施設の入居者と家族のみが参加し、祭壇や読経がない「無宗教形式」で行われるのが一般的です。

 

かつては縁起が悪いという考えもありましたが、最期まできちんとお見送りをしたいという想いから、施設や家族、他の入居者との合意が生まれるようになりました。

 

また、これとは別に、施設が主導となり、直近一年間に亡くなった入居者の家族を招いて献花や献灯などを用いたお別れ会を行うこともあります。

お別れ会の内容としては、故人と関わりの深かった職員と家族が、当時の記録や思い出の品、写真などを共有しながら話をするといったものが多く、「大切な人を亡くした」という共通の経験を持った家族同士が互いの気持ちを分かち合い、お世話になった職員や医師と思い出を語り合うことで、心の整理がついたという声も聞かれます。

新しいお別れのカタチ「Story」  

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(文 濱田花野子)


※本記事は、2017年9月9日に「いい葬儀マガジン」に掲載された記事を転載しています。


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大切な方を偲び、思い出を語る「お別れ会/偲ぶ会」

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