よし、飲みに行こうか
日本酒居酒屋(東京都荒川区・上野駅)
家族、会社仲間・OB 70名
一生の間に最も多くの人と出会える職業の一つに、学校の先生があります。
毎年何十人の生徒と、毎日クラスで過ごす。もしかしたら実の親より、たくさんの時間を共有しているかもしれません。
先生とのお付き合いは学校の中だけではありません。卒業して、大人になってからも同窓会や結婚式など、折にふれて顔を合わせて「お、元気でやってるか?」みたいな感じで杯を交わします。ちょっと迷った時に母校を訪れたり、大人になってふとした時に思い出すのも、先生の何気ない一言だったり……毎日教室で授業を受けていた子どものころより、むしろ卒業後、ある程度歳を重ねてからの方が、「恩師」と「教え子」という関係で、親密になれるような気もします。
でも、そんな先生の訃報が、喪中はがき1枚で突然知らされたら、ちょっと淋しいですよね。
家族葬が一般的になった今、ご葬儀の後、教え子たち有志が集まって恩師のためのお別れの会を開くケースも、意外とあるんです。
お葬式の大切な役割の一つに、「社会的なお別れをする」ということがあります。
社会の一員であった故人とのお別れをきちんとすることで、関係者は一つの区切りをつけることができますし、遺族にとっても参列者を通じて、故人の人生や人柄について新たな発見をしたり、知人の方々との交流によって新たな関係を築くことにもつながります。
しかし、お葬式が家族葬など、プライベートな儀式となるに従って、こうした「社会的な意味でのお別れ」はあまり顧みられなくなりました。
そのため、学校の先生など、故人の社会的な地位がある程度高く、交友関係が広かった場合など、お葬式の後に遺族に対して周囲からプレッシャーがかかる場合もあるのです。
有志が主催する「お別れの会」には、教え子たちが先生の人柄を偲んで感謝を伝えるだけでなく、そうした遺族に対する救済措置という意味合いもあるようです。
恩師のお別れの会というのは、ある意味、亡くなった先生が教え子たちのために機会をくれた同窓会のようなイメージです。
主催者は「教え子たち有志一同」というケースが多く、会開催のお知らせや、式場の選定など、会の企画・運営などは発起人となった元生徒たちが行います。
遺族には喪主などをお願いしますし、来賓として遺族を招く場合もあります。
会場を選ぶ際には、参会者の方々が集まりやすい場所を考えましょう。
先生が高齢だった場合には、教え子もそれなりの年齢に達していることも多々あります。なるべくアクセスが良いところが望ましいでしょう。
また、皆が学んだ学校の近くであるとか、想い出に残っているような場所を選ぶ場合もあります。
施設はホテルやレストランのほか、葬儀式場などで行うこともあります。その他、博物館など意外な施設でもきちんと対応してくれることもありますので、「ちょっと無理かな」と、しり込みしてしまいそうな会場でも、一度は相談してみるのがポイントです。
恩師のお別れの会の費用は、参会者の会費制とすることが多いようです。
そのため、お別れの会の開催時には事前に参会者への連絡も大切ですし、どのくらいの人が集まるのか、あらかじめ把握しておく必要があります。
また、まだご葬儀が終わっていない場合などは、合同葬として遺族と費用も分割したりということもあります。
ちなみに会費の設定は、まだ成人していない人の参会が予想される場合などは、子供料金を設定したりすることもあります。
お別れの会の進行には、基本的に決まりはありません。
もちろん、祭壇なども「こうしなければならない」というルールはありません。
例えば先生が教えてくれた教科にちなんだ祭壇を用意したり、先生が大好きだった料理を用意したり、その演出は自由に行うことが可能です。
ただし会場によってはお線香の使用は禁止だったり、使用にあたっての決まりもありますので、事前に打ち合わせをしながら企画を練っていきます。
ちなみに、献花など参会者全員が参加できることや、想い出映像、お別れの言葉など、元気だったころの先生の姿が偲ばれる仕掛けがあると、会はスムーズに、そして思い出深いものになります。想い出コーナーに卒業アルバムを並べるといった演出も、懐かしくて人気があるようです。
お世話になった先生へのお礼。 できるだけ手作りで、心を込めて行いたいという希望はあるでしょうが、実際には主催者になる“元生徒たち”にも日々の仕事もありますし、なかなか簡単にできるものでもありません。
ですので、通常は葬儀社など専門の会社に相談をしながら準備をすすめていくのが一般的です。
「Story(ストーリー)」では、お別れ会の企画提案から手配・予約、当日の実施までをお手伝いしています。 ライフエンディング事業を長年にわたって行ってきた株式会社鎌倉新書が責任をもってプロデュースいたしますので、ご興味のある方はぜひご相談いただければと思います。
※本記事は、2016年7月15日に「いい葬儀マガジン」に掲載された記事を転載しています。
NHK「おはよう日本」でStoryが紹介されました
お別れ会・偲ぶ会というと、著名人や経営者の方が行うイメージがありますが、実は最近では一般の方が行うケースも少なくありません。そんな中で「何をどのように進めたらいいのかまったく分からない…」というご相談をいただくことも増え、そのようなお客様のご要望にお応えするために、私たち「Story」はお別れ会プロデュースを行っています。
「Story」では、参加される方々にご満足いただけるお別れ会をオーダーメイドでお創りします。ご相談やお見積りは無料で行っていますので、まずはお気軽にご相談ください。
よし、飲みに行こうか
日本酒居酒屋(東京都荒川区・上野駅)
家族、会社仲間・OB 70名
医師であった祖父を偲ぶ会
学士会館(東京都千代田区)
医師、仕事関係、家族 30名
花が溢れる一軒家で
古民家カフェ(東京都渋谷区・恵比寿駅)
家族、友人、教え子 16名
その他の非公開事例も多くあります。お手軽なものから大々的なものまで
「こんなお別れ会できるの?」とお気軽にお問い合わせください。
Storyのお別れ会は、場所ありきで企画を決めるものではありません。
主催者の方の意見をお伺いして、企画の内容に沿った会場を探すところからお手伝いをいたします。
パーティー葬とは – 開催の流れ、費用、メリット・デメリット
「パーティー葬」とは、家族や親戚だけで葬儀や家族葬を行った後、日を改めて、明るいパーティーの雰囲気でお別れをする会のことを指します。 テレビなどで「お別れの会」や「偲ぶ会」という言葉を耳にしたことが...
病院や学校の“先生”とのお別れ会~費用相場はどれくらい?場所はどこで開催する?~
最近、病院の医師や大学の教授、学校の教員など、生前「先生」と呼ばれていた方々のお別れ会が増えています。患者や生徒として故人にお世話になった方が、ご恩返しの意味を込めて開催するのです。 お別れ会の具体...
お別れ会・偲ぶ会のプランのおすすめは?事前準備のポイントも解説
お別れ会・偲ぶ会とは お別れ会・偲ぶ会とは、亡くなった方と生前に親しかった方々が集まってお別れをする会のことで、家族・親族のみで執り行われる家族葬・密葬の後に行われるのが一般的です。 お別れ会は...
お別れ会・偲ぶ会は開催するべき?気になるメリットとデメリットとは?
お別れ会とは お別れ会とは、亡くなった方の友人・知人、仕事や趣味の関係者を招待して執り行われる、故人と最後のお別れをするための式典です。 今回は、葬儀とは別にお別れ会を開催することのメリット・デメ...
自由葬(無宗教葬)の流れ・式次第/注意すべきこと/葬儀後の過ごし方
無宗教の自由葬の特徴 自由葬とは、宗教儀式の決まりを取り入れず、自由な形式で執り行う葬儀のことです。 日本人の多くは、普段から宗教心を強く持っているわけではなくても、葬儀は仏式で行うものという観...
音楽葬(無宗教葬儀/自由葬)をするには?流れ・式次第/注意すべきこと
音楽葬とは? 音楽葬は宗教儀式を伴わない自由葬の一種で、美しい音楽の調べの中で故人とのお別れをする葬儀のことをいいます。 故人とゆかりのある楽曲を流すことで、音楽とともに故人との記憶を思い出...
故人を想う人が、故人との思い出を自由に表現する場をつくる。
それがわたしたちが考える新しいお別れのカタチ、"Story"です。
私たちは長年にわたり供養という業界から、お別れのカタチを見て考えてきました。
自分たちにふさわしいやり方で故人と向きあい、思い出を分かち合う場こそが、
わたしたちが考える新しいお別れのカタチです。
自分たちの心と故人のStoryが交わることで
故人との関係は途切れること無く継続していってほしい、
そんな思いから"Story"と名付けました。
世界で一つだけの "Story" を一緒につくりませんか?