【STORY MY LIFE】カントリーボーイの一途な恋
STORY MY LIFEを作成された田中仁さん順子さんご夫妻に、感想を聞いてみました。
友人たちが「売ってくれ」と、いうのです
――STORY MY LIFEを手に取られて印象はいかがですか?
田中仁さん――
家族はとにかくビックリしました。
Facebookにもアップしたので、お店に来るお客さんからも、とにかく「読ませてくれ」とか「買いたい」と言われました。
こういう本は私的なものですから、意外に興味をもってくれる人がいるのだ、と感じました。お友達からは「読みたいから、どこで売っているの」と聞かれたりしました(笑)。
――文章だけでなく写真が多い点はいかがでしょうか
田中仁さん――
やはりプロの写真家はすごい
話だけでもなく、写真だけでもなく、一つの物語として本になっている。率直に子供たちには感動だったと思います。
この本を通して、あらためて親子の会話もできましたし、子供たちが気づかなかった、親に対しての尊敬をもってくれたと感じました。
今は伝えられることが少ないですよね。知らないですけど、こういうのがあれば孫にも伝えられるしね。
――ブックデザインについてはいかがですか?
田中仁さん――
デザインはとってもいいですね。シンプルで見やすい。鈴木さん(写真家)に撮っていただいた写真も抜群にいいです。ぼくも素人の嗜みで写真は撮りますが、やはりプロは違うな、と改めて感じました。
――改善点についてはいかがですか
田中仁さん――
あえて要望をだすと、もっと写真の点数があってもいいかなと思います。
構成の仕方はやはりプロですね。とくに初めのページに私たち二人の大学時代のツーショット写真から入りました。ここが家族やお客さんがいちばん食いついたところでした。インパクトありました。
過去から始まり、苦労した時代を経て、現在の生活が描かれています。ほんとうにマイ・ストーリーですね。
また、タイトルの「カントリーボーイの一途な恋」もいいですね。みなさん興味をもちますよね。
自分史とはまったく違う
――自分史についてはどのように思われますか
田中順子さん――
私の中学時代からの友人が、自分史を作ったことがあるんです。200万以上かかったと思います。
彼女は海外旅行が好きで、いろいろな写真を撮りためていたのです。その写真を見せたいというのが動機だったのかもしれません。自分がどこへ行ってどんな旅をしてきたか、紀行的なことも書きたかったのだと思います。
でも、それを読ませていただいて感じたのは、やはり自己満足でしかないということかな。彼女に興味があるんだったら、読みたいと思う人もいるかもしれない。単純に友達としてだと、あえてそれを出さなくてもいいかな、普通の紀行文のほうがよっぽどいいですね。
――ありがとうございました。
(文 小柴 康利)