口下手でも大丈夫。発起人の挨拶・スピーチで押さえておくべきポイント
お別れ会・偲ぶ会の挨拶で入れるべき事柄
お別れ会や偲ぶ会は発起人の挨拶でスタートするのが一般的です。挨拶で最初に話すべき内容は、参列してくれたことへの感謝の気持ちです。特に遠方から来てくれた参列者がいる場合や、当日の天候が悪かったりした場合は、そのことに触れつつ重ねてお礼を述べましょう。そして会を開く趣旨や経緯について説明します。
その後、故人の生前についても紹介します。趣味や仕事、習慣など故人の人柄が分かるエピソードが良いでしょう。ただし故人については、後で紹介する機会がある場合、詳しく話す必要はありません。
最後に締めの言葉を述べて会を本格的に始めます。挨拶に決まりはありませんが、これらの事柄を盛り込むと、話の構成を組み立てやすくなるのでおすすめです。
上手な挨拶である必要はない
発起人の中には、人前で行う挨拶の経験が少ない人もいます。そのような発起人の場合、緊張してしまって上手く話せなくなるケースもあるでしょう。特にお別れ会や偲ぶ会は故人に関するものであり、忌み言葉などに気を付ける必要があるため、プレッシャーに感じる人もいるかもしれません。
しかしお別れ会や偲ぶ会は葬式のような厳粛な儀式ではないので、少し間違えても、大事になることはほとんどありません。そのため発起人の挨拶は、必ずしも上手である必要はないといえます。
ただし話すときの態度が悪かったり、声が聞き取りにくかったりするのは好ましくありません。失敗を恐れずに、姿勢を良くして堂々と振る舞うことが大事です。
大事なのは自分の言葉で伝えること
お別れ会や偲ぶ会の挨拶で大切なのは、「定形文を作り問題なく終えること」ではありません。そのような原稿を用意して流暢に挨拶しても、参列者の心に響かなければ意味がありません。逆に平易な言葉を使った挨拶であっても、参列して良かったと思ってもらえれば成功です。「乾杯」ではなく「献杯」という表現を使うなど、最低限のポイントに注意しておけば、多少フランクな話し方をしてもかまいません。
大切なのは、故人への気持ちを自分自身の言葉で伝えること。そして、その気持ちを参列者と共有することです。故人と発起人の関係は唯一のものであり、どの例とも異なるはずです。ぜひ、自分の言葉で故人への思いを参列者に伝えてみてください。
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NHK「おはよう日本」でStoryが紹介されました