バスで行く母の思い出巡り
バス・貸しホール(青山)
家族・親戚13名
人は死別などによって大切な人を失うと、大きな悲しみである「悲嘆(Grief、グリーフ)」を感じ、長期に渡って特別な精神の状態変化を経るようになります。悲嘆は正常な反応であり、誰もがその状態変化(プロセス)を歩みます。この悲嘆のプロセスを「グリーフワーク」と呼びます。
悲嘆の状態というのは、心が大怪我をしたような状態で、自然に治癒の方向に向かいます。死別を経験した遺族もやがて、故人のいない環境に適応し、新しい心理的・人間的・社会経済的関係を作っていきます。このようにグリーフワークを経ることで、人間的に成長するといえます。
グリーフワークのプロセスを支えて見守ることを「グリーフケア」と言います。グリーフケアでは、人が正常なグリーフワークを歩めるようなサポートをします。
NHK「おはよう日本」で
Storyが紹介されました
一般的に「グリーフワーク」では、以下のような悲嘆のプロセスとなります。
死別のタイミングでは、人は茫然として無感覚の状態になります。一見冷静に受け止めているように見えますが、死があまりに大きなショックであるため、はっきりした反応が現れないのです。
また、正常な判断ができずに、パニック状態になることもあります。
死を現実として受け止めはじめますが、まだ受け止め切れない段階です。号泣や怒り、敵意、自責感などの強い感情が、次々と繰り返し現れるのが特徴です。故人がまだ生きているように思ったり、そう振舞うこともあります。
この段階では、しっかり悲しみ泣くことが重要となります。
死を受け止めることができたものの、そのせいで自分の価値観や生活の意味を失い、うつ状態に陥ったり自分が存在していないような無気力な状態になります。生前にしてあげられなかったことなどの自責感に襲われることも特徴です。
故人の死を乗り越えて、新たな自分や新たな社会関係を築いていく時期です。この時期になると積極的に他人と関われるようになります。一見、異常と思えたりもしますが、悲嘆の反応としては正常といえます。
グリーフワークの期間には、個人差はありますがショック期から喪失期までは1~2週間が一般的と言われ、再生期までのグリーフワーク全体としての期間は、配偶者の死別の場合で1~2年、子供の死別の場合は2~5年ほどと言われています。
グリーフワークでの悲嘆はさまざまな形で現れますが、それらの反応を以下にまとめています。
身体的苦痛、のどの緊張感、呼吸障害、疲労感、食欲喪失、消化に関する諸症状、睡眠障害、気力喪失、頭痛・嘔吐・消化不良・筋力の欠如・動悸などの身体的愁訴、故人と同じ症状の出現、アルコールや薬の依存 など
故人の面影にとりつかれる、思慕、罪責感、憂鬱、不安、怒り、敵意、孤独、自尊心の欠如、絶望、非現実感、疑い深さ、幻覚 など
号泣、故人の行動の模倣、行動パターンの喪失 など
思考・判断速度の低下、集中力の欠如 など
また、日本人に特徴的と言われていることとして「思慕」の感情を長く引きずることがあります。死別直後は、故人が亡くなったことを認められないような形の思慕で、徐々に故人を思い出として大切にしていくような思慕に変わっていきます。
悲嘆の反応が遺族の中で異なる場合、さまざまな問題が起こります。
例えば、1人が悲しみで落ち込んでいると、そのためにもう1人は悲しみに耐える傾向があります。すると、落ち込んでいた人が立ち直ったときには、逆にもう1人のほうに悲しみが襲ってきます。また、1人が故人の思い出に浸りたいにもかかわらず、もう1人が忘れようとしていれば、お互いに相手を理解できず衝突してし まいます。
個々人の悲嘆の反応の違いを理解して、互いに相手を思いやる必要があります。
また、死別者の10~15%が「病的な悲嘆」に陥ると言われています。 症状としては、グリーフワークの長期化・慢性化、悲嘆の遅滞などがあります。まったく何事もなかったのように振る舞う人もいれば、死を喜んで受け入れるように見える人もいますが、これは悲嘆の感情を抑圧しているだけで、いつかそれが増幅した形で現れることになります。また、他人に対する怒りなどが積み重なり、人間関係が正常に営めなくなるような、ゆがんだ悲嘆に陥る場合もあります。
病的な悲嘆に陥った場合には、専門医によるカウンセリングや、薬物療法などが必要になります。
グリーフケアの基本的な考え方は、悲嘆の表現として現れる感情や行動などを、正常なものとして、共に受け止めることです。
それらを良くないことだと説得したり、悲しまないように励ましたりしても、悲嘆を取り除いたり解決したりすることはできません。逆に不用意な勇気付けは、病的なプロセスに陥らせることすらあります。
悲嘆を共に受け止める基本は、ただ遺族の感情や行動を認めながら話を聞いてあげることです。そばにいるだけで、肩に手を置くなどのボディタッチだけでも、不安やショックを分かち合う姿勢を見せることで、悲嘆の感情を和らげることができます。
遺族の悲嘆を完全に共有したり、理解することはできません。「さぞかしつらいでしょうね」といった言葉で、悲嘆を認めて受け止めることが必要です。また、遺族が十分に悲嘆しきれていない段階で、新たなことに気を向けさせることは逆効果となります。本人が故人にこだわっている場合は、無理に忘れさせたり、故人に触れないようにするよりも、故人の思い出などで慰めたほうが効果的です。
また、悲嘆の感情表現をあまりしない人は立ち直っていると考えるのは早急です。悲嘆を十分に表現できない人のほうが、大きな悲嘆や問題を抱えている場合があります。そのような人の場合、悲嘆を表現できるようサポートする必要があります。
悲嘆が大きくて受け止めることが辛い場合、「故人のことを話したくない、思い出したくない」という状態になることも多いので、無理矢理聞き出すことは避けましょう。しかし、いつまでも避けていると、グリーフワークは進みません。少しずつ、故人の死の悲しみを受け止められるようサポートします。
故人のことを思い出すことが辛い時期には、思い出の品を処分したり、引越しをしたくなることがあります。しかし、故人の思い出は後に大切なものになる場合が多いので、一時の感情で処分や引越しをしないようにすすめましょう。
病気による死別などの場合、遺族の悲嘆は死別の前に始まります。この場合も、家族の悲しみなどの感情の表現を正常なものとして受けとめる必要があります。そして、死別までにすべきことを冷静に考えて、悔いを残さないようサポートしていきます。
これらグリーフワークを進めるにあたっては、グリーフケアの専門家のサポートを受けたり、グリーフケアを目的とした会合などに参加してグリーフワークの経験者に話を聞いてもらったりするのは非常に効果的ですので、必要に応じて検討しましょう。
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私たちは長年にわたり供養という業界から、お別れのカタチを見て考えてきました。
自分たちにふさわしいやり方で故人と向きあい、思い出を分かち合う場こそが、
わたしたちが考える新しいお別れのカタチです。
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そんな思いから"Story"と名付けました。
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