「千葉真一さんを偲ぶ会」一周忌前に都内ホテルで開催

「千葉真一さんを偲ぶ会」一周忌前に都内ホテルで開催

日本映画界を変えた男。

日本一のアクションスターとして多くの人に愛された俳優の千葉真一さんは、2021819日に新型コロナウイルスによる肺炎で天国へ旅立たれました。

1959年にニューフェイス6期生として東映に入社以来、数多くの映画やドラマに出演し、日本を代表するアクションスターとして活躍。俳優・監督のみならず、アクション俳優の育成・輩出するジャパンアクションクラブ(JAC)を設立し、日本映画界の繁栄にたいへん貢献されました。

コロナ禍ということもあり葬儀は近親者のみとなりました。通夜は行わず、死去から一夜明けた2021年8月20日に、故郷・千葉県君津市の斎場で執り行われました(喪主は次男 真栄田郷敦さん)。

その後、映画関係者をはじめ、多くの方から「千葉さんとお別れがしたい」といった声が寄せられました。このたび、一周忌を迎える2日前に、都内でお別れ会が開催されました(喪主は長女 真瀬樹里さん)。来場者数は関係者、一般を含み250名程。千葉真一さんの歴史を辿るとともに、お別れ会の様子をお伝えいたします。

 

千葉真一(ちば・しんいち)

生年月日:1939122日(享年82歳)

出身地:福岡県

出身校:日本体育大学

 

【お別れ会 詳細】

日時:2022年8月17日(水)

場所:リーガロイヤルホテル東京

3部構成(関係者/JAEJAC関係者/一般)

 

<発起人>

(株)KADOKAWA 執行役員 若泉久朗

日本体育大学 理事長 松浪健四郎

千葉県知事 熊谷俊人

映画監督 中島貞夫

映画監督 金子修介

映画監督 北村龍平

映画監督 深作健太

俳優 谷隼人

俳優 真田広之

(株)サンライズジャパン 代表取締役 兵頭慶爾

(株)ジャパンアクションエンタープライズ 代表取締役社長 金田治

代表取締役副社長 西本良治郎

(株)アストライア 代表取締役 鈴木哲也

 

千葉真一さんを偲ぶ会

会場前方の大きな花祭壇は白色を基調とした百合やカーネーションで構成され、献花は白色のカーネーションが手向けられました(花祭壇:主に日比谷花壇)。後方には東映の出演映画ポスターやJAC会報誌に掲載された写真や撮影現場の様子が伺えるパネルが並び、千葉真一さんのご活躍を振り返ることができました。会場には思い出の作品音楽が流れ、喪主、発起人の挨拶の後、千葉真一さんご自身で制作された思い出の映像が40分間放映されました。

 

千葉真一さんは日本体育大学に入学し、器械体操部でオリンピックを目指していました。しかし、怪我によりその夢は絶たれてしまった…。捨てる神あれば拾う神あり。東映ニューフェイスのオーディションに応募し、『新七色仮面』の主役に抜擢され、俳優の道がひらけました。鍛え上げられた肉体を使った千葉真一さんのアクションは当時の映画界に衝撃を与えました。『仁義なき戦い』『戦国自衛隊』『キーハンター』など、懐かしい映像とともに千葉真一さんの歴史を振り返りました。

 

 

祭壇横に飾られた絵画『勇姿』。千葉真一さんは生前、絵画にも勤しみ「もっと上手になりたい」と話していたそうです。会場の照明が落とされ、絵が照らされると、まるで動き出すかのように表情を変えました。

 

千葉真一さんの長女 真瀬樹里さん

「一年以内になんとかお別れの場を設けたいと考えてきましたが、コロナ禍であったことからなかなか実現できず、なんとか一周忌の二日前に開催できました。いまもまだ父がいない実感はないです‥。この一年はあっという間でしたが、いつもと違うことが多い日々でした。幼稚園の時、父の舞台を観て役者になることを決意しました。多くを学び、受け継がせてもらいました。まだその途中です。父が心の中に生き続けてくれるように、父の長女として、父の残したものを、責任をもって継承し、守っていきたいです。私は父の志もたくさん受け継いでいます。父の作品をもっと楽しんでもらえるように、父と母が残してくれたご縁を大切に、父の残してくれた道を私が少しでもいい形で残す手伝いができたらと思います」

デヴィ・スカルノさん

「こんなに素晴らしい、戦慄を与える、感動を与える人を亡くしたのはとても惜しいです。

千葉真一さんは心から映画を愛された方。日本を代表するアクションスターです。個人的なことですが、以前に私は千葉真一さんに申し訳ないことをしてしまいました。彼の心を傷つけたかもしれません。今日はそのことをお詫びしにきました…。千葉真一さんは昔からジャッキー・チェンさんとの共演を夢見ていました。なぜ日本映画界は彼にもっとしてあげなかったのかと思ってしまいます。列車の上を走るなど、あのようなアクションができる彼なら、きっと素晴らしい作品ができたと思います」

 

谷隼人さん

「ドラマ『キーハンター』で共演した時に、ジープに乗って敵に追われているシーンで突然『谷、飛び降りるぞ』と言われました。走行中の車から一緒に飛び降りたんですよ!必死についていきました。とにかく身体で表現することにこだわった人でした。千葉真一は日本一のアクションスターです。私も彼も高倉健さんが好きでしたから、どちらの方が親しかったかと争ったこともありました。向こうには、高倉健さんや丹波哲郎さん、野際陽子さん、川口浩さんがいるから、またいい映画やいいものを作ってもらいたいです。どうか、俺はまだ呼ばないでくれ。まだ現生でやりたいことがたくさんありますから。俺はまだ修行が未熟なものですから。どうか!」

 

錦野旦さん

「映画『戦国自衛隊』で共演した時に、真田広之君がヘリコプターから飛び降りるシーンがあり、どうやってやるのかと思ったら、下にわらを敷いてね(笑)。非常に熱心な方だなと思いました。撮影の後は必ず楽屋に来て、大丈夫か。怪我はないか。と役者を労ってくださいました。『力を抜いてやると怪我をするから、本気でぶつかってきなさい』と言われたのをよく覚えています。千葉さんはスタントを使わない、本当のアクションスターです。まるでサーカスを見ているようでした。日本のトム・クルーズのような方ですね。一昨年、あるディナーショーでお会いしたのが最後になってしまいました」

 

日本体育大学理事長 松浪健四郎さん

「日体大は131年の歴史がありますが、ムービースターは千葉真一さんたったひとりでした。彼は日体大に3年在籍され、100単位以上取得されていましたが、仕事の関係で4年間通うことができませんでした。しかし、千葉さんの映画界での多大なる功績と、日体大唯一の映画スターとして、社会的に大いなるご活躍をされたことに敬意を示し、卒業証書をお渡しいたしました。彼は本当に喜んでいました。学生たちに混じって上半身裸で行う日体大の『エッサッサ』をする姿はとても素晴らしかったです。サブロク会(昭和36年の卒業生の会)には毎年参加され、母校をたいへん愛していました。厳しい器械体操部で忍耐と精神を磨いてこられたことが作品からもよく伝わってきました。我々の誇るべき卒業生です」

 

別所哲也さん

「千葉さんは子どもの頃からみていた憧れの大先輩の俳優でした。『影の軍団』『戦国自衛隊』が大好きでした。当時の日本にはまだ存在しなかった大アクションをされる千葉さんの姿にドキドキしたのを子どもながらによく覚えています。私がプロデュースをしたショートフィルムで、ダメ元ですが千葉さんに出演依頼をすると受けていただけたんです。オーストラリアのダウン症の青年に日本の良さを教えるという役でしたが、青年に習字を教えるシーンでは、<大和>と書いて『日本のことなんだ』とアドリブで演じてくれました。本当に優しい人です。もっと作品を作りたい。ミュージカルも作りたい。と言っていました。これからも映画や舞台、千葉さんが愛されたアクションをはじめとするワクワクするような作品を制作する現場や、映画づくりに寄り添っていきたいです」

 

※※本会につきましては弊社『Story』の施行ではなく、当日会場にて取材をさせていただき作成した記事になります。※※

 

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