お別れ会で大切にしたい装飾。祭壇にはやはりお花?偲ぶための祭壇事例をご紹介
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お別れ会の祭壇は故人の思い出の品で
葬式や告別式の場合、宗教や地域によって祭壇の飾り付けのルールがある程度決まっているため、ルールから大きく外れる飾り付けを祭壇に施すのは難しい、と考えておいたほうがいいでしょう。
一方、お別れ会の祭壇には、そのようなルールは特にありません。ホテル、レストラン、会議室、葬儀場など、実際にお別れ会を行う会場で持ち込みが禁止されているものを使わなければ、祭壇の飾り付けも自由にできます。
そこでぜひ採り入れてほしいのが、故人の思い出の品をそろえてもらうことです。
家族旅行の時の写真、大事にしていた身の回りの品、音楽が趣味だった故人なら実際に弾いていた楽器、好きだったお酒など、探してみれば故人の思い出の品はたくさんあるでしょう。
「この人は、こういう人生を過ごしていたのだ」とお世話になった人に思い出してもらうためにも、故人の思い出の品はぜひ活用してみるのをおすすめします。
祭壇も自由に飾れるのがお別れ会
また、お別れ会の祭壇は、色合いも自由にできるのが特徴です。
葬式や告別式の場合、やはり宗教や地域にもよりますが、あまり鮮やかな色の花を使うのは好ましくないとされています。どうしても、いわゆる「寒色系」に偏ってしまいがちです。
しかし、お別れ会の祭壇の場合は、そのようなルールはないので、花の色も自由に選べます。
もし故人が赤いバラを好んでいたら、赤いバラで埋め尽くされた祭壇を用意してあげるといいかもしれません。特に故人の好きな花が思い浮かばなかったとしても、好きだった色はわかるはずですので、その色を意識して祭壇を飾り付けるのも素敵な演出になるでしょう。
お別れ会の祭壇の事例
実際にお別れ会を行った方がどんな祭壇の飾り付けをしたのかは気になるところ。ここでは、3つの事例を紹介します。
都内のホテルで行われたお別れ会の祭壇の事例
故人は晩年、東京近郊の老人ホームで生活していたため「葬儀は老人ホームの友達と身内のみで行い、お世話になった皆様のために『お別れの会』をホテルで開いてもらいたい」と希望していました。
故人はピンクの花が大好きだったとのことで、会場となったホテルの宴会場に窓があるのを活用して、ガラスの花器とピンクや白のバラを中心とした飾り付けを施し祭壇を完成させました。
関西のレストランで行われたお別れ会の祭壇の事例
お別れ会が5月に開催されたため、メインとなる花として故人が大好きだったバラを中心に、全体的にかわいらしい雰囲気で祭壇を飾り付けました。
また、祭壇とは別に、故人が昔グラビアモデルをしていたときの写真や、親しくしていた方との旅行の写真、趣味で作っていた手芸作品などを展示するコーナーを設け、故人の人となりを理解してもらう演出も採り入れています。
「Story」で反響の大きかったお別れ会の事例
このお別れ会では、野球好きだった故人を想い、始球式から会を始めました。故人の遺影の前では焼香や献花ではなく「献球」が行われ、参列者ひとりひとりの思いが詰まったボールが手向けられました。
相談当初は、想いはあるものの何をすればよいかわからず、漠然とした相談内容でしたが、丁寧にヒアリングを重ねた結果、笑いや涙もある素晴らしいお別れ会となりました。
まとめ
お別れ会の形はひとつではなく、その人それぞれに合ったものがあります。故人の好きだったもの、大事にしていたものを思い出しながら、故人との思い出が溢れる装飾ができるよう、お別れ会の企画を練ってみてはいかがでしょうか。
お別れ会プロデュース「Story」では、祭壇の装飾やお別れ会の演出をはじめ、企画・準備から当日進行までトータルでサポートしていますので、お別れ会・偲ぶ会の開催でお困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。
NHK「おはよう日本」でStoryが紹介されました