「お別れ会・偲ぶ会」と「お葬式」の違い
【プロが教える葬儀の知識】

「お別れ会・偲ぶ会」ってご存知ですか?

著名な方が亡くなると、よくテレビなんかで報道される「お葬式のようなもの」というイメージを抱く方も多いかもしれません。

でも、近年人気の出ている「家族葬」ですら、はっきりした定義がないのがお葬式の世界。お別れ会・偲ぶ会にもこれという定義はなさそうです。

お葬式より自由がきいて、お葬式ほど格式ばらずに、お葬式ほど暗くはない(ようなイメージ)

でも一歩間違うと、ただのイベントになってしまう恐れもある(ようなイメージ)

今回は、そんなもやっとしたお別れ会・偲ぶ会について、千葉県習志野市や京葉地区を中心に葬儀やお別れ会を展開する、はな葬儀かまた企画代表、鎌田明さんに聞きました。

お葬式とお別れ会。違いはあるの?

IMG_0133

お葬式とお別れ会ではどのような違いがあるのでしょうか?

お別れ会にはっきりした定義はありませんが、お葬式の役割という視点で考えてみると、イメージがつかみやすいようです。  

  • 宗教的な意味:死者の魂を慰め、あの世へ送る
  • 社会的な意味:生前かかわりのあった人との別れ、人間関係を継承する
  • 精神的な意味:(特に遺族たち)関係者の心の区切りをつける
  • 物理的な意味:遺体を火葬し、納骨する

お葬式の役割を大きくまとめてみると、上のようになります。

お別れ会は、こうしたお葬式の役割の中でも特に「社会的な意味」に重点を置いています。

家族や親族、生前親しくしていた人だけでなく、職場の関係者など社会的なつながりのあった方々などとのお別れ。そして、故人が生前築き上げてきた人間関係を、例えばその子どもや、近しい人に継承し、「引き続き、よろしくお願いします」という気持ちを伝える。

そうしたセレモニーがお別れ会です。

家族など近親者のみで開く密葬(家族葬)に対して、関係者に広く集まっていただいてお別れをする本葬と考えてもわかりやすいかもしれません。

ちなみに、お葬式の役割の中でも「物理的な意味」に特化したのが、いわゆる直葬です。遺体が腐敗して衛生的な問題が起こるのを防ぐためには、その処置(火葬など)が必要になります。そうした処置、またはその処置にささやかなセレモニーを付加したものが直葬と言えそうです。

お別れ会をするのはどんな人?

IMG_000132

お別れ会を希望するのは、故人が生前、「どちらかというと社会的な地位の高い人」だった場合に多い、と鎌田さんは言います。

確かに、社会的なつながりを継承する必要がある人は、社会的にステータスの高い人の方が多いかもしれません。このように考えると、芸能人がお別れ会を開いたり、社葬(企業などが主催するお葬式)と同じような意味でお別れ会が開かれるのも納得がいきます。

でも、必ずしも生前、社会的に地位の高かった故人に限るわけではありません。

例えば家族葬をしたけれど、周囲から「きちんとお別れがしたい」といった希望に押されて、改めてお別れ会の開催を行うこともあるようです。

お別れ会の主催者は誰?

遺族が主催する場合もありますが、関係者が集まって発起人会をつくり、開催するケースが多いようです。周囲から勧められて遺族が相談してくる場合も、発起人を立てることをアドバイスするそうです。

費用は、遺族が持つ場合もあれば、関係者が持つ場合もあれば、会費制にする、香典でまかなうなど、さまざまな方法があるようです。

会費制にする場合、例えば幼稚園の先生のお別れ会では、まだ未成年の教え子が出席を希望することもあります。年齢に応じて会費を設定するなど、状況に応じて細やかな対応が必要になります。

さらに、祭壇などは供花を組み込むことで費用の軽減を図るなど、経済的な負担を減らすよう、アドバイスしています。すでに家族葬を一度開いている場合もあるので、予算などはあらかじめ、相談しておくとよいでしょう。

お別れ会ってどこでやるの?

会場も葬儀式場や自宅だけでなく、ホテルやレストラン、故人のゆかりの場というように、会場となる施設の了解さえ得られれば、自由に選べます。

夜の鉄道博物館や貸し切り電車の中など、「こんなところでもできるの!?」というようなところでも、お別れ会はできます。ただし、それぞれの場所によって利用できる時間や、利用のルールなどもありますので、事前の確認が必要です。

また、会場選びでは、集まってくださる方が「来やすい」場所であるということも大切になります。ただ見栄えがいいからと有名なホテルを使用するのではなく、例えば生前、務めていた職場に近い場所などで会場を探してみるのもポイントのようです。

お別れ会はいつやるの?

お別れ会を開催する時期には決まりはありません。

ただ「亡くなってから時間がたてばたつほど、人も集まらなくなってしまう」のも事実で、「去る者は日日に疎し」というのはある意味、本当のようです。悲しくても日常の忙しなさに忘れ去られてしまうことも残念ながら、あります。

ですので、「お別れ会を開く」と決めたら、関係者にはなるべく早くアナウンスをしたほうがよさそうです。

一般的に、社葬としてのお別れ会などの場合は、一ヶ月または、四十九日までに開かれる場合が多いようです。また、一周忌、故人の誕生日など、特定の日に合わせてその前後で日程を調整することもあります。

お別れ会って何ができるの?

IMG_0097

お別れ会は簡単に言うと、何でもできます。

「こうしなければならない」という決まりはないので、故人らしい祭壇や会場の飾りつけしたり、故人の好きだった料理を用意したり、親しかった皆、笑顔で故人を偲べるような演出を企画したり自由にできます。

ただし会場によっては、例えば遺骨の持ち込みや、焼香を禁止しているなど、利用にあたってのルールが定められている場合もありますので、その範囲内でという制約はあります。お葬式専用の施設ではない場合、ほかの利用者への配慮も必要になります。

遺族もちょっと苦労するといい想い出に

これまで、大きな病院の医師だった方や、学校の先生、幼稚園の園長先生など、いろいろな方のお別れ会を手掛けてきた鎌田さん。

心に残るお別れ会にするコツの一つは「一緒につくる」ことであるといいます。

会費制にする場合は、名簿をもとに出欠を確認するなどの事前の事務的な作業も含めて、企画から運営までサポートしてくれます。でも、「まかせっきりにするのではなく、遺族も少し苦労するといい想い出になる」そうです。

前述のお医者さんのお別れ会では、故人の大好物だったコロッケを、遺族が用意したそうです。

当日、テーブルの上に100個、山のように積み上げられたコロッケ。お皿の前には、「召し上がれ」と、手書きのポップも用意されていて、コロッケを手に、故人の想い出話に花が咲いたそうです。  

個人でもお別れ会を実施することができます

著名人や経営者の方だけではなく、個人でもお別れ会を実施することができます。

お別れ会を成功させるためには、会場選びや、式次第、挨拶など様々な「幹事仕事」をしっかりとこなすことが重要になってきます。会の運営を専門会社に頼む人も増えてきました。

「Story」でも豊富な経験から、感動的な演出をご提供し、参加された皆様にご満足いただけるお別れ会をプロデュースしています。ご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

今回は、お別れ会についてまとめてみました。

「仕事の関係者と会うと、家族が知らなかった故人の一面が出てくることもあります。そうした故人を知ることで、ご家族の癒しにもつながると思います」と鎌田さん。

家族葬など小規模なお葬式を選ぶ方も増えています。「これで良かったのかな?」という想いが後々まで残ってしまうことも。そんな時、お別れ会という方法もあると思うと、ちょっと安心です。


※本記事は、2017年9月12日に「いい葬儀マガジン」に掲載された記事を転載しています。


5/5 (2)

NHK「おはよう日本」でStoryが紹介されました

無料進呈中 グリーフケア小冊子「グリーフケア 大切な人を亡くしたあなたへ」

大切な方を偲び、思い出を語る「お別れ会/偲ぶ会」

お別れ会・偲ぶ会というと、著名人や経営者の方が行うイメージがありますが、実は最近では一般の方が行うケースも少なくありません。そんな中で「何をどのように進めたらいいのかまったく分からない…」というご相談をいただくことも増え、そのようなお客様のご要望にお応えするために、私たち「Story」はお別れ会プロデュースを行っています。

「Story」では、参加される方々にご満足いただけるお別れ会をオーダーメイドでお創りします。ご相談やお見積りは無料で行っていますので、まずはお気軽にご相談ください。

お別れ会・偲ぶ会のご相談を承ります
お気軽にお問い合わせください

お別れ会の相談をする

受付時間 9:00~18:00 相談無料
ビデオ通話も受け付けております


Storyのお別れ会事例

その他の非公開事例も多くあります。お手軽なものから大々的なものまで
「こんなお別れ会できるの?」とお気軽にお問い合わせください。


お客様の声・インタビュー


お別れ会ができる会場

Storyのお別れ会は、場所ありきで企画を決めるものではありません。
主催者の方の意見をお伺いして、企画の内容に沿った会場を探すところからお手伝いをいたします。


新着記事/お別れ会ガイド

お別れ会に、あの人らしさを

お別れ会の相談をする

故人を想う人が、故人との思い出を自由に表現する場をつくる。
それがわたしたちが考える新しいお別れのカタチ、"Story"です。

私たちは長年にわたり供養という業界から、お別れのカタチを見て考えてきました。
自分たちにふさわしいやり方で故人と向きあい、思い出を分かち合う場こそが、
わたしたちが考える新しいお別れのカタチです。

自分たちの心と故人のStoryが交わることで
故人との関係は途切れること無く継続していってほしい、
そんな思いから"Story"と名付けました。

世界で一つだけの "Story" を一緒につくりませんか?

お問い合わせはこちら