偲ぶ会(お別れ会)の案内状の書き方【文例から学ぶ】
葬儀とは別に、故人を偲んで行うお別れの会(偲ぶ会)を開く人が多くなってきました。
故人の生前の思い出などを語りながら和やかに執り行われるお別れの会(偲ぶ会)は、葬儀ほど堅苦しくなく、平服で参加できることから、出席者も気軽に顔を出すことができるのではないでしょうか。
お別れの会(偲ぶ会)を行うにあたっては、出席してほしい方に案内状を出す必要がありますが、どのように案内状を書くと良いのでしょうか。先方に対して失礼にならないような文例を確認してみましょう。
偲ぶ会の案内状に記載すべきこと
故人に関わることなので、あまり砕けた文章では不謹慎に当たります。
また、堅苦しい文語体では気軽さが無くなってしまいます。丁寧な口語体の文体が好ましいでしょう。
案内状の内容と記載する順番
- 案内状のタイトルとして「誰のためのお別れ会(偲ぶ会)であるのか」を記載します。
- 次に、時候のあいさつなどから本文を書き始めます。
- あいさつの後にお別れ会(偲ぶ会)への出席をお願いする文章を書きます。
- 故人の生前からのお付き合いに対しての感謝を述べた後、文章を締めます。
なお、日時や場所については箇条書きの方が分かりやすいです。その上で、後々にも確認しやすいよう、文章の中に織り込まないように注意しましょう。
偲ぶ会の案内状で書くべきではない内容とは
あくまで案内状であって手紙ではないので、文中では故人を偲ぶ思い出話などは書きません。
また、例え故人と親密な関係があった方に対する案内状だったとしても、本文とは別に、あまりにも丁寧な添え書きをするのも考えものです。
案内状は案内状と割り切って、ごく簡潔な分かりやすい内容にするべきです。事務的な内容に徹した方が相手にも伝わりやすいものです。
お別れ会(偲ぶ会)は無宗教で行われる場合がほとんどですので、故人の戒名なども記載しない方が無難でしょう。故人と違う宗教の人も一緒に偲んでいただけるように宗教観は一切出さないようにします。
偲ぶ会の案内状に関するお悩みは…
身内やごく親しい友人が幹事になることが多いお別れ会(偲ぶ会)ですが、このような会を主宰することに慣れている人は少ないのではないでしょうか。
他にもいろいろと準備に追われる幹事が案内状の作成や発送業務までこなすのは大変な労力です。
そういう時にはプロの手を借りてみるのも一つの手といえます。そうすれば、幹事にも余裕ができますので、招待者が心から故人を偲べる会を作ることができるのではないでしょうか。
お別れ会プロデュースサービス「Story(ストーリー)」では、案内状の作成や発送はもちろん、お別れ会(偲ぶ会)に関するサポートを行っています。 故人を想う人が、故人との思い出を自由に表現する場作りを、ライフエンディング事業を長年にわたって行ってきた株式会社鎌倉新書が責任をもってプロデュースいたしますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
※本記事は、2015年12月17日に「いい葬儀マガジン」に掲載された記事を転載しています。
NHK「おはよう日本」でStoryが紹介されました